ジェネリック医薬品をご存知でしょうか

薬が出来るまでには気が遠くなるような長い道のりがあります。お薬に使えるかもしれない候補を苦労して見つけても、実際のお薬にたどり着くのは一万分の一程度と言われています。このような難関を耐え抜いた数少ない候補はさらに綿密な動物実験を経て初めて人間に使うことが検討されます。

これだけの手間と時間とお金をかけてお薬は世に出てきます。この為新しいお薬には訳20年の特許期間があり、よその会社が同じものを作ることを制限しています。この特許期間が終了したお薬をジェネリック医薬品と言います。製品化から20年以上の実績と経験があるお薬ですから他の会社が作る際には開発時よりもコストがかかりません。開発費用が掛からない分安くお薬を提供できるというわけです。

ではこのジェネリック医薬品、オリジナルと全く同じといってよいかどうかが気になるところです。私の診療所でも積極的にジェネリック医薬品を採用しています。使ってみて全く不具合のないものも多くあります。時には患者さんから不具合の申し出をいただくこともあります。では可能な限り全てのお薬をジェネリック医薬品にしているかというと実はそうでもありません。このお薬だけはジェネリック医薬品にしたくないと思うデリケートな部分はあります。

どのような時にジェネリック医薬品を避けているかはその患者さんの体の状態やあるいはお医者さんの病気に対する考え方で少しずつ違うと思います。大事なことはお薬を使う人がもっともっとお薬の事をよく知って使いこなすことだと思います。長くお世話になるお薬です。主治医や薬剤師さんによく訪ねてみてくださいね。