尿に蛋白が出たら

おしっこに蛋白が出る人が居ます。健診や生命保険加入の診察では必ず尿の蛋白を調べます。

おしっこに蛋白が出たからと言って何か困ることがあるかというと、何の症状も無いうえにとりあえず何も困りません。ところがこの尿蛋白はどのような健康診査でも必ず調べます。そして医者や保健師はこの尿蛋白をとても警戒しますが当のご本人は事の重大性を実感できません。

それはそうです、だって何ともないのですもの。痛くも無ければ痒くもない。おしっこに何か混ざっていたからと言って本当に何も困らないのですもの。医者や保健師は何を大騒ぎしているのでしょう。

尿は体の老廃物を濾しとって捨てたものです。これに蛋白が混ざることは普通では絶対ありません。おしっこを作る腎臓という臓器は大切な蛋白質はきれいに濾し採って大事に再利用します。ところが腎臓が壊れてくるとザルの目が大きくなって大切な蛋白が漏れてしまいます。するとおしっこに蛋白が混ざるようになります。

おしっこに蛋白が出るという事は腎臓が悪くなってきたという事なのですが事は腎臓だけでは済みません。体の中で最も繊細な血管の集まりが腎臓です。おしっこに蛋白が出だしたという事は腎臓をはじめとする全身の血管が傷つき始めたという事を教えてくれています。

蛋白が出ている人は出ていない人に比べて脳卒中や心筋梗塞を圧倒的に起こしやすい事もよく知られています。ですから蛋白が出ると保険に入れないこともしばしばです。「俺は昔から蛋白が出ているんだ。」なんて言っていないで本気で体を大事にしてくださいね。